スーさんとルルさん。生徒会室にて・・・






「ほぇあ!?」
「どうしたのルルーシュ!?」
「え!あ、スザクその・・・」
「どこか怪我でもしたの!?」
「いや、そ、そいつが・・・、」
「シュレッダー?これがどうかしたの??」
「・・・ボタンを、逆に押したら、」




「・・・吸い込んだ紙が逆に出てきて驚いちゃったの?」
「〜〜〜っ!!」


さも"それだけ?"というように首を傾げて問えば

「だ、大体なんでこんなボタンがあるんだ!!?必要ないだろ!?こいつさえ無ければ俺はっ・・・その、」
「うんうん」
「そもそもこれを作ったやつが!こんな間違えやすいところにこんな恐ろしいボタンを付けたやつが悪いんだ!俺は悪くない!・・笑うなスザク!!」
「笑ってないよ」
「笑ってるだろ!いいか?!俺はシュレッダーごときに負けてなどいないからな!?聞いてるのかスザク!!?」
「・・・そうだね」






(あぁもう、可愛いなぁ・・・)






+++

バイト先のシュレッダーがですね、通常はボタンを左にスライドさせて使うんですが、物が詰まった時用なんですかねぇ?右にもボタンをスライドさせられるようになっていて、時々間違えて右にやってしまいます。紙が溢れんばかりに蠢きつつ戻ってきます。凄い音で。心臓に悪かったので、ルルーシュにも驚いてもらいました。このあと彼は下らないことで驚いてしまった自分が恥ずかしくて永遠愚痴を言い続けます。最終的にはブリタニア批判になりますが、いつもは眉をしかめるスザクさんも今回ばかりは微笑ましい気持ちで見守り続けます。そんなスザクさんに感激したルルーシュは、今なら行けるかも!とばかりにさりげなく退役を勧めてみますが、スザクさんにあっさり断られます。再び機嫌を悪くしたルルーシュは最初のシュレッダー批判に戻るのです。無限ループです。ちなみにこの世界でもスザクさんは軍人さん。

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